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WWW(World Wide Web)とは
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インターネットには様々な情報やサービスが氾濫していますが、インターネットといえば、大多数の方が「ホームページ」とイメージされるのではないでしょうか?
インターネット上で提供されるサービスはホームページだけではありませんが、両者は同一視される傾向にあります。
一昔前までは、ホームページには文字の情報が主で、ホームページ製作者の一方的な情報発信になりがちでしたが、最近では、文字情報以外にも様々なファイルがダウンロードできたり、ショッピングができたり、ホームページの閲覧者からもデータ提供することができるようになりました。
すなわち、ホームページはどんどん進化していて、提供するサービスに限りがないのです。言わばホームページ上ですべて行うことができるようなイメージです。
例えば、Yahoo! Japan のホームページには、情報検索はもちろん、最新ニュースもショッピングも動画もメールもなんでも揃っています。
このため、インターネット=ホームページというイメージが浸透しているのだと思います。しかし、本来「ホームページ」は、インターネットの要素の中のひとつに過ぎません。
本項では、まず、このインターネットの代表格である「ホームページ」の仕組みについて解説したいと思います。
さて、そもそもこの「ホームページ」という呼び方は正確ではありません。正式には「ウェブサイト」または「ウェブページ」が正しい名称です。
詳しくは後述しますが、ウェブサイトは、トップページを頂点としたピラミッド型にページがリンクされてひとつのサイトを形成しています。
例えば、先ほどの Yahoo! Japan というサイトは、トップページからいくつものリンクが貼られ、いくつものページが集まって「Yahoo! Japan」というウェブサイトを形成しています。
つまり、「ウェブサイト」とは全体を示す用語で、その中の1ページを指す用語が「ウェブページ」となります。ウェブサイトのトップページのことを「ホームページ」と呼ぶことから、日本では「ホームページ」と呼ばれるようになったのです。(名称 で詳しく解説します)
したがって、以降はウェブサイトとウェブページに用語を統一して解説して行きます。
まず、ウェブサイト(ウェブページ)とはどのようなものでしょうか?
先述のとおり、様々なサービスが利用できることから、何か凄いシステムなんじゃないかと思われるかもしれませんが、
ウェブページはただのテキストファイル
に過ぎないのです。主な拡張子 で解説のとおり、「.html」もしくは「.html」の拡張子をもつテキストファイルがウェブページのファイルになります。
しかし、ただのテキストファイルとはいっても、もちろんプレーンテキスト(文字情報だけのファイル)ではありません。ウェブページのテキストファイルは、
ハイパーテキスト
という、通常のテキストを超えた「超テキスト」なのです。
何が「超」なのかというと、テキストの中に文字以外の画像データや音声データなどを組み込むことができるので、
マルチメディアを扱うことができる
ということがひとつです。つまり、テキストファイルでありながら、音楽も映像も音声も組み込むことができるマルチメディアファイルを作成することが可能なのです。
そして、もっとも大きな特徴は、
複数のファイルを相互に関連付けて結び付けることができる
ということです。具体的には、文章中のある文字や図等をクリックすると、関連するページや関連する別のファイルが開くといった リンク機能 のことです。この機能を、
ハイパーリンク
と言います。ハイパーリンクによってあらゆる情報を結びつけることで、一連の情報ではなく、柔軟に情報を引き出したり閲覧したりすることができるようになり、ネットワークによって無限大に情報量が拡大されて行くのです。
例えば、ただのテキストファイルであれば、書いてある文章の最初から最後までの一連の文章を読むだけで情報は終わってしまいますが、あるキーワードにリンクが貼ってあれば、自由にそちらの情報を読みに行くことが可能になります。つまり、人によって閲覧方法が異なるといった柔軟性があり、情報はネットワークが続く限り無限に収集し続けることが可能になります。
このように、ハイパーテキストのもっとも大きな特徴は、ハイパーリンクを埋め込むことができるということです。
このハイパーテキストという技術は、1989年にヨーロッパの原子核研究所で、論文閲覧システムとして開発されたものが始まりとされています。
大量にある論文の山の中から欲しい情報を探し出して読むという作業は、恐ろしく時間がかかったからです。(詳しくは、ウェブページの仕組み(2) で解説します)
その論文閲覧システム、つまり、ハイパーテキスト技術を実装した文書システムが、現在のウェブサイトの始まりです。このシステムを当時の開発者は、
WWW(World Wide Web)
と名付けました。WWWは、World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ)の略で、ダブリューダブリューダブリューと読みます。それがインターネットの普及とともに、世界中に普及しました。
インターネットは、世界中に広がった巨大なネットワークですから、WWWシステムはインターネットに最適なシステムだったのです。
ハイパーテキストに埋め込まれたハイパーリンクによって、世界中のあらゆるファイルがリンクの鎖でつながり、まさに文字通り「クモの巣」のように世界を覆っているのです。当時の開発者は「World Wide Web」と名付けたことから、インターネットでのWWWの発展と普及を見据えていたのです。
さて、それでは今度は、WWWによって利用することができるハイパーテキスト、ウェブページについて詳しくみて行きましょう。
ウェブページは、ただのテキストファイルですが、マルチメディアやハイパーリンクを埋め込むことができる、通常のテキストを超えた「ハイパーテキスト」であると解説しました。
このハイパーテキストとは具体的にどのようなものなのでしょうか?
ハイパーテキストもテキストファイルには変わりないので、文字によって成り立つファイルには違いありませんが、その文字は私たちが普段使っている日本語ではありません。
ハイパーテキストを作成するには、
HTML言語(エイチティーエムエル)
というコンピュータ言語で記述しなければならないのです。HTMLは、HyperText Markup Languageの略で、ハイパーテキストをマークアップ(記述)する言語になります。
ハイパーテキストを記述できるのは、このHTML言語だけではありませんが、インターネットではHTMLが最も普及しています。(詳しくは、ウェブページの仕組み(1) で解説します)
HTML言語は習得が容易なことがその要因ですが、ハイパーテキストを記述するのはHTML言語だけではなく、ハイパーテキストとHTMLファイルはイコールではありませんので、以降は、ハイパーテキストではなく「HTML文書」として解説します。
さて、今インターネットでこのページを見ているということは、WWWシステムのハイパーテキスト(HTML文書)を見ているということですが、日本語で書かれていることに疑う余地はありません。
しかし、実際は異なります。そう見えているだけなのです。
下図は、HTML言語を使用して「このページ」を作成している様子です。通常は、ウェブページ作成用のアプリケーションソフトを使用して作成します。(詳しくは、ホームページビルダー編 で解説しています)

このように、HTML言語で記述されたHTML文書ファイルは、ウェブページとして見ると日本語だけなのに、実際には<p>などの文字が記述されているのです。
なぜ、これらの英語文字が消えて日本語だけが表示されるのかというと、
ウェブページは専用のアプリケーションソフトを使用して閲覧している
からです。皆さんもインターネットでウェブページを閲覧するときには、必ず専用アプリケーションソフトを起動させているはずです。このアプリケーションソフトのことを、
ブラウザ
と言います。ブラウザには、Microsoftの「Internet Explorer(インターネット エクスプローラ)」や「Firefox(ファイア フォックス)」、「Safari(サファリ)」、「Google Chrome(グーグル クローム)」などが有名です。
ブラウザを通してウェブページを閲覧することで、HTML言語の英語部分(タグという)が省かれ、リンクによってページをジャンプすることが可能になります。
逆に、その専用のアプリケーションソフトを使用しなければ、英語文字も消えることなく、HTML言語のすべてが表示されます。
HTMLファイルもテキストファイルの一部であるので、「メモ帳」などのテキストエディタ(文書ファイルを作成・編集するためのアプリケーションソフト)で開くことができます。
下図は、HTML言語で記述された「このページ」を、「メモ帳」というテキストエディタで開いている様子です。

このように、ホームページビルダーなどのウェブページ作成ソフトがなくても、メモ帳などのテキストエディタに直接HTML言語を記述すれば、ウェブページは作成することができます。
HTML言語はコンピュータ言語でありながら、専用のソフトウェア以外にも、上図のようなテキストエディタで記述できる、シンプルで習得しやすい言語です。このこともWWW発展の大きな要因となっています。
さて、このようにHTML言語等で作成されたWWWドキュメント(ウェブページ)は、インターネット上で公開されることになります。
インターネットで公開して世界中の人に見てもらうということは、そのファイルを自分のパソコンに保存しておいたままでは実現しません。
インターネット上のしかるべき場所に保存することで、誰でも閲覧することができるWWWドキュメントとなるのです。この場所のことを、
WWWサーバ(またはウェブサーバ)
と言います。WWWサーバは、WWWを構成するための専用ソフトウェアがインストールされたコンピュータで、そこに作成したファイルを アップロード(転送)して保存します。
WWWサーバは、インターネット上に無数に存在し、そのいづれかの場所に作成したWWWドキュメントを置いて(アップロードして)公開するのです。
通常は、前項で解説した、インターネット接続業者であるプロバイダがインターネット上に設置しているWWWサーバや、有料のレンタルサーバにアップロードしますが、ある程度の知識は必要ですが、WWWサーバは、自分で設置(自宅サーバ)することも可能です。
そのWWWサーバの場所を指定する方法を、
URI(またはURL)
と言います。一昔前はURLが一般的でしたが、最近ではURIの方が良く使われています。(違い等については、URI(URL) で詳しく解説します)
ブラウザに目的のウェブページのURIを入力することで、そのページが閲覧できます。つまり、URIはインターネット上の「住所」のことです。
このときに、データの送受信が行われます。URIを入力して、WWWサーバに「情報が欲しい」という要求、つまりウェブページの表示要求を出し、WWWサーバから要求を返してもらう、つまりウェブページを表示してもらうことです。
このデータの送受信はルールに従って行われています。それが前項で解説した プロトコル ですが、ウェブページのデータ送受信のプロトコルを、
HTTP(エイチティーティーピー)
と言います。つまりWWWでは、HTTPという通信規格を使用して、ウェブページを閲覧するということになります。(詳しくは、HTTPとは で解説します)
URIを入力する際に、「http://www.~」と入力した経験があると思います。これは、HTTPプロトコルで通信し、WWWシステムのどこどこにあるファイルを指定します、という意味になります。
さて、気づいた方もあると思いますが、WWWではHTTPというプロトコルで通信が行われているということは、インターネットではその他にも決められた他のプロトコルがいくつも存在するということになります。
それについては順を追って解説していきますが、HTML、URI、HTTPという技術に支えられたWWWシステムは、現在のインターネットの原動力となっています。次項では、インターネットのWWW以外の要素について解説します。
- 更新日:2009年4月26日(更新内容は本ページ下部に記述)
- 前ページ、次ページへのリンクバーは本ページ下部にあります。
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更新履歴
- 2008年7月25日
- ページを公開。
- 2009年4月26日
- ページをXHTML1.0とCSS2.1で、Web標準化。レイアウト変更。
参考文献・ウェブサイト
当ページの作成にあたり、以下の文献およびウェブサイトを参考にさせていただきました。
- 文献
- 図解入門 インターネットのしくみ
- ハイパーテキストとHTMLの構造
- http://center.edu.wakayama-u.ac.jp/DST_BOOK/shuuron/kahatsu2.htm