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はじめに|パソコンって何から勉強すればいいの?
- 著者:YAMANJO
- 公開日:2008年9月18日
- 最終更新日:2024年8月26日
現在、パソコンを使用しない仕事はないと言っていいほど、あらゆる環境でパソコンが利用されています。ひと昔前のように「パソコンはわからないから」と避けて通れない時代になりました。
もはやパソコンのみならず、スマートフォンをはじめとするモバイル端末、自動車や家電製品にもコンピュータが搭載され、さらには時計や眼鏡などのウェアラブルデバイスと呼ばれる「身につけるコンピュータ」さえも一般的になりました。
それは、インターネットを社会基盤として、あらゆるコンピュータ(モノ)がネットワーク化される「IoT」社会の到来を意味しています。したがって「パソコン」という単純な括りで語ることすらできない時代になっているのです。
逆に今では、スマートフォンの普及によって日常生活にパソコンを必要としなくなりました。パソコンが過去のモノとなったかのように、使えない若者が増えているのです。
とは言え、一般社会に目を向けると、どこのオフィスでもパソコンが利用されており、ビジネスマンはノートパソコンを鞄に携帯しています。パソコンとは、言わば野球の「キャッチボール」のようなものです。つまり、コンピュータの基礎です。基礎を習得することで応用が効くように、パソコンの仕組みを理解することで、最新の機器にも対応できるようになります。
当サイトは、これからパソコンを始める初心者の方はもちろん、パソコンを使わないと仕事にならないのについて行けない、そんな思いをしている方に、ぜひ活用していただきたいと思います。
私の経験をもとに、理解しやすい学習の順序を考え、独自の工夫を凝らしています。きっと「そうだったのか」と皆様に理解していただける内容になっていると思います。当サイトで皆様がパソコンの学習ができ、使いこなせるようになったとしたら、これほど嬉しいことはありません。
パソコンがわからない理由
そもそも私は仕事柄、パソコンで苦労する人たちの原因も、その人たちの苛立ちやもどかしさも、とてもよくわかります。(詳しくは、当サイト「基礎からわかる!パソコン入門・再入門」について をご参照ください)
またそれは、私自身が経験してきたからでもあります。パソコンで苦労している人をみると、自分のことのようにもどかしくなることがあります。
彼らの(当時の私を含む)根本的な原因は、
知っておかなければならない知識が不足している
ということに尽きます。
基礎知識がないので、その操作の根本的な意味がわからず、固定観念的に誤った操作をしたり、逆に操作できなかったり、応用が効かないのです。
そんなこと「当たり前」だと思われるかもしれません。
しかし多くの人が、さしあたって使わなければならないWordやExcelなどのアプリケーションソフト(ソフトウェア)の使い方を勉強し始めて、途中でつまずいてしまいます。
なぜなら、
アプリケーションソフトは応用操作
だからです。
例えるなら、野球のルールを知らないのに、いきなりバッティングセンターでホームランの練習をしているようなものです。ルールを知らないのに試合で通用するはずがありませんし、こういう練習でバッティングはうまくなりません。それと同じことです。
まず、最低限のルールを勉強するはずです。特殊な人を除いて、ホームランしか知らないのに野球をしようとはならないと思いますので、いきなりバッティング練習から始める人はそうそういません。
しかし、パソコンの場合はどうでしょうか?何が野球でいう「ルール」なのでしょうか?
私の経験した、もどかしさはここにあります。
パソコンは「何を」または「何から」勉強したらいいのかわからない
ということなのです。
やってはいけない勉強方法
まずやめておくべき勉強方法、というより勉強の順序をお伝えします。先述のとおり、いきなり特定のアプリケーションソフトの学習をはじめるのは、挫折のもとです。
じつは私も、最初にWordやExcelといったアプリケーションソフトの習得に取り組みました。しかし、どれもある程度のレベルに達するどころか、途中で必ず壁にぶつかりました。
知れば知るほどわからない問題が出てくる
からです。
例えば、WordやExcelを使っているうちに、保存形式や拡張子、フォント、プリンタドライバ、バージョン、オブジェクト、インポート、エクスポートなどといった用語に必ずつまづきます。
その都度、用語を調べていくのは非常に疲れます。また、かいつまんだ解説だけでは理解することができません。やがて途中辞めというパターンにおちいります。
特にインターネットの世界にいたっては、進化の速度が著しく、Web3.0などの高度なサービスを知識なしで理解することはできないと思います。20年ほど前、私がインターネットを始めたころは、当時はまだダイヤルアップ接続といって、電話料金が発生していました。何時間もインターネットをすることなど考えられませんでした。
それからあれよあれよの間に、インターネットは常時接続が当たり前になり、Zoomなどのビデオ通話やYoutubeなどの動画配信、XなどのSNSといった大容量通信をともなうサービスが誕生しています。ゆえに、非常に恵まれた環境であると同時に、様々なサービスがあふれ、どこから手を付けてよいのかわからない状況にあるとも言えます。
私もいろいろな書籍を購入して読みました。しかし、半分も理解できないありさまでした。順序よく教えてくれる友人もスクールも(お金も)ありませんでした。
そんな悶々としたパソコンライフから脱皮する契機となったのが、当時の情報処理の国家資格である「初級システムアドミストレータ」(現在のITパスポート)を取得するための勉強を始めたことでした。
シスアドの参考書は、コンピュータの構造や動作の原理、ネットワークの基礎が解説されていて、それらを学習していくうちに、だんだんとそれまでの断片的な知識が重なっていったのを思い出します。
つまり、基礎の基礎をまず知っておかなければならなかったのです。
基礎知識をある程度習得してから、それまで理解できなかった書籍などを読み直すと「ああ、そうか」の感覚になります。こういった経験がこのサイトを作るきっかけにもなっています。(最初はどこからでもアクセスできる自分用の備忘録にするつもりでした)
一方、私の経験から「こういった順序で学習していればもっと楽に理解できていた」という観点で制作したサイトということもできるかもしれません。
順序よく学習すればパソコンは楽に使いこなせるようになる
ということを多くの方に実感していただきたいのです。
まずは基礎知識を習得しよう
当サイトでは、まったくの初心者の方でも、中級程度の知識をお持ちの方でも満足していただける内容なっています。
パソコン・インターネットの基礎知識編の1から順に学習していただくと、スムーズに知識が習得できます。知識をお持ちの方は読み飛ばしてどんどん進んでください。
「インターネットの仕組み」の章は少し難易度が高いですが、「パソコンの仕組み」の章まで学習を終えた方には、十分理解できる内容になっています。
基礎知識編をすべて学習する時間的余裕がない方は、「パソコンの仕組み」の章まで学習することをオススメします。
基礎を理解すれば世界が開ける
それを体験してください。よく言われる年齢などは関係ありません。
基礎知識を習得した後で、あらゆるアプリケーションソフトの基本となる Office(オフィス)の操作を身につけてください。ここまでくると中級者以上です。
基礎を理解すれば、あとはパソコンを使いこなすだけです。もちろん、当サイトでさらなるステップアップもサポートしています。
「基礎からわかる!パソコン入門・再入門」が、少しでも皆さんのお役に立てるよう、鋭意情報の更新と追加に努めますので、どうぞよろしくお願いいたします。
※実際に学習をはじめる前に、当サイト「基礎からわかる!パソコン入門・再入門」について のページより、免責事項・著作権、プライバシーポリシーをご確認いただき、ご了承後くださいますようお願いいたします。
更新履歴
- 2008年9月18日
- ページを公開。
- 2009年2月5日
- ページをXHTML1.0とCSS2.1で、Web標準化。レイアウト変更。
- 2017年10月25日
- ページをSSL化によりHTTPSに対応。
- 2024年8月26日
- 内容修正。
著者プロフィール
YAMANJO(やまんじょ)
- 経歴
- 岡山県出身、1980年生まれ(申年)の♂です。現在、総合病院で電子カルテなどの情報システム担当SEとして勤務。医療情報学が専門ですが、ネットワーク保守からプリンタの紙詰まり、救急車の運転手までこなしています。
- 医療情報技師、日本DMAT隊員。ITパスポート、シスアドなど、資格もろもろ。
- 趣味は近所の大衆居酒屋で飲むこと、作曲(ボカロP)、ダイビング。
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