エクセル(Excel)編のすすめ方

本操作エクセル編は、Microsoft Office Excel(マイクロソフト オフィス エクセル)の基礎的な操作を解説しています。1から順にすすめていくと基本操作がマスターできると思います。

しかし、本編を学習する前に、はじめに でもお話しましたが、まず 基礎知識 の学習を強くオススメします。

用語としての「保存」や「拡張子」、「ショートカット」の理解や、フォルダの階層構造がある程度理解できていないと、必ず途中で行き詰まり、挫折します。

それは、野球のルールを知らないのにバッティング練習をしているようなものだからです。技術習得の基礎知識がなければ、つまらないことでつまずき、逆に時間をロスしてしまいかねません。

具体的には、基礎知識編の「アナログとデジタル」から「パソコンの仕組み」までは学習してから本編に取り組んでみてください。

さて、本題に戻りますが、Excelは 表計算ソフト というカテゴリに属します。

初めてExcelを使う方は、「表計算」という言葉にどのような用途があるのかと思われるかもしれませんが、Excelは「計算機能」以外にも「データベース機能」や「文書作成機能」の他、「グラフ作成機能」や「マクロ機能」と言われる自動実行機能(自動処理プログラム)なども有しています。

つまり、簡単に言うと、実に汎用的で、

ユーザーの使い方によって様々な用途に使えるアプリケーションソフト

と言うことができます。例えば、Wordで請求書を作成するよりは、Excelで作成した方が容易だという人も多いはずですし、インターネットからダウンロードできる書類関係のテンプレートでは、WordよりもExcel形式の方が圧倒的に多いと思います。

ただ、やはり「表計算ソフト」の名の通り、表形式(縦列と横列)に数値を当てはめて、合計や平均、最大値、最小値を出したり、任意の順序に並べかえるなどの作業が主になります。

とにかく、Excelの機能は「関数」と呼ばれる数式だけとっても無数にありますし、数万単位までのデータベースを作成し、その中のデータ(レコードという)を抽出したり、抽出したデータを計算することも容易にできます。したがって、数値に関することであれば、大抵のことは何でもできてしまうアプリケーションソフトなのです。

そのため、Excelの学習のすすめ方は、これといった手順があるわけではないのですが、個々の機能をそれぞれ紹介していっても、なかなか体系だって習得することは難しいので、Word編と同じように、基本的には例題に沿ってある程度一連の流れの中で学習して行く方が良いと思います。

全ての項で例題があるわけではありませんが、例題を作成するための機能をまず学習し、次の例題および課題が作成できるようになれば、実用的な知識と技術が身に付いて行くはずです。

またその方が、個々に機能を学習して行くよりも応用が効き、習得も早いと思います。

それでは、まず次項でExcelの起動と終了の方法を解説した後、表計算ソフト独特の用語の学習から始めて行きましょう。

※当サイトで解説するExcelのバージョンは、主に「Excel2010」です。他のバージョンとの違いや変更点など多少ありますが、他バージョンでも問題なく学習できると思います。

更新履歴

2010年7月13日
ページを公開。
2017年12月29日
ページをSSL化によりHTTPSに対応。

参考文献・ウェブサイト

当ページの作成にあたり、以下の文献およびウェブサイトを参考にさせていただきました。

文献
なし
ウェブサイト
なし