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コンピュータの入力装置

  • 著者:YAMANJO
  • 公開日:2008年7月25日
  • 最終更新日:2025年2月3日

マウスやキーボードといった入力装置には、どのような種類と特徴があるのか学習していきましょう。

入力装置とは

入力装置とは、ユーザーがコンピュータに情報や命令を伝えるための装置になります。原則としてこの装置がなければコンピュータを操作することができません。

具体的に言えば、キーボードによる文字入力、マウスやタッチパネルによるGUI操作といったユーザーにとってもっとも身近な装置になります。(GUIについては、OSの役割 を参照してください)

入力装置によって指示された命令や取り込まれたデータが、演算・制御装置(CPU)、主記憶装置(メインメモリ)によって処理され、処理結果が補助記憶装置(ストレージ)に保存されたり、出力装置によってユーザーに提供されます。

つまり、

外部から情報やデータをコンピュータに入力するための装置

になります。

そのため、キーボードやマウスは代表的な入力装置になりますが、デジタルカメラやスキャナ、Webカメラといった装置も入力装置になります。

これらは、ただ外部から情報を「取り込むだけ」のように思えますが、実際には、読み取った物理的なアナログ情報をデジタルデータに変換して、コンピュータに入力していることになります。(アナログデータからデジタルデータへの変換については、デジタルデータとは を参照してください)

また、外部ストレージとの違いが理解しにくいかもしれませんが、ストレージは記録してあるデジタルデータをそのままコンピュータに渡すだけで、デジタルデータへの変換を行うものではありません。

言い換えれば、入力装置は、

外部情報をコンピュータが処理できるデジタルデータに変換して渡す装置

と言えます。

したがって、マイクや電子楽器なども入力装置になり、障がい者の方が使う意思伝達装置も入力装置になります。用途によって入力装置になり得るものや、特殊な機器を含めれば入力装置は無数に存在することになります。

しかし、コンピュータの五大要素を理解するうえでは、代表的な入力装置を理解しておけば十分です。

入力装置の種類と特徴

入力装置の分類として「文字入力系」、「ポインティングディバイス」、「動画・画像・音声系」、「センサー系」などに分類できます。しかし、実際には「ゲーム用」、「カードリーダー系」、「自動入力系」など、挙げればキリがないほど多様な種類があります。

ここでは、一般的な文字入力やコマンド入力を行う「文字入力系」、主にGUIを操作する「ポインティングデバイス」、それ以外を「その他」として3つに分類し、代表的な入力装置の特徴を押さえておきましょう。

ただし、この分類はあくまで目安であり、多くの入力装置は複数の機能を兼ね備えています。例えば、タッチパネルはポインティングデバイスでありながら、文字入力も可能です。ひとつの装置が複数の役割を果たすことがあるので注意してください。

文字入力系の入力装置
名称 特徴
キーボード 文字を入力するキーの他に、数字を入力するテンキーやファンクションキー、カーソルキー等が配列されている。キーの配列規格には「JIS配列(日本語)」、「ANSI配列(英語)」、「ISO配列(欧州)」がある。
スタイラスペン タッチパネルを操作するためのペン型の入力装置。タッチペンと同義で使われることが多いが、厳密にはより多機能なものを指す。電気的な仕組みによって太さや濃さ、角度などを感知するものもあり、文字入力や署名だけでなく、描画やGUIの操作など幅広い用途に対応している。書いた文字や署名は通常、画像として取り込まれるが、手書き認識機能などの併用によってテキストデータに変換することができる。
マイク 音声だけでなく、音声認識ソフトを利用することで、音声をテキストデータやコマンドに変換することができる。

ポインティングデバイス
名称 特徴
マウス 平面上を滑らせて移動の方向や距離を感知し、カーソルの位置を制御する装置。かつてはボール式が使われていたが、現在では光センサーが主流。赤色LEDが一般的だが、波長の異なる青色LEDを利用した高精度タイプもある。さらに、レーザーセンサーを利用した高精度なマウスも存在し、デザインや図面作成などの精密な操作が求められる用途で使われている。
タッチバッド
(トラックパッド)
平らなパッドを指でなぞることで、カーソルの位置を制御する装置。多くのノートパソコンに標準搭載されている。
トラックボール ボールを指や手で直接回転させることで、カーソルの位置を制御する装置。ホイールマウスを裏返したようなもので、装置そのものを動かさなくてもよいので作業スペースが不要。
タッチパネル
(タッチスクリーン)
モニタに指やペンで触れることによって、画面上の位置を感知し、入力信号を処理する装置。指やペンの微弱な電気を感知する静電式が一般的だが、圧力を感知する感圧式や赤外線式もある。静電式は、複数のタッチを同時に認識できるため、スマートフォンやタブレットなどに広く使用されている。
ジョイスティック 操縦桿のような形状で、スティック(レバー)を傾けることで方向入力が行える装置。主にゲームやシミュレーションソフトなどで利用されている。

その他の入力装置
名称 特徴
スキャナ 文書や写真などを光学センサーで読み込み、画像データに変換して取り込む装置。OCR(Optical Character Recognition)を利用することで、スキャンした文字情報をテキストデータに変換することができる。OCRは、画像内の文字を編集可能なテキストに変換する技術やソフトウェアのこと。
デジタルカメラ 画像をデジタルデータとして記録する装置。パソコンや他のデバイスに転送して利用できる。
Webカメラ リアルタイムで画像や映像を取得し、デジタルデータに変換しながらコンピュータに渡す装置。Web会議や防犯システムなどに利用されている。
バーコードリーダー バーコード情報を読み取る装置。
QRコードリーダー QRコード情報を読み取る装置
ICカードリーダー クレジットカードなど、半導体回路を埋め込んだICチップの情報を読み取る装置。磁気カードよりも情報量が多く、セキュリティ性も高い。
RFIDリーダー 無線周波数(RF)を利用して、無線通信によってRFIDタグから情報を非接触で読み取る装置。ETCカードなどに利用されている。RFIDは「Radio Frequency Identification」の略で「無線周波数」を利用したIDカードの意味。

この他にも、センサー系の入力装置や、認証系の装置、自動取得系の装置など多くの入力装置があります。

更新履歴

2008年7月25日
ページを公開。
2009年4月19日
ページをXHTML1.0とCSS2.1で、Web標準化。レイアウト変更。
2018年1月25日
ページをSSL化によりHTTPSに対応。
2025年2月3日
内容修正。

著者プロフィール

YAMANJO(やまんじょ)

経歴
岡山県出身、1980年生まれ(申年)の♂です。現在、総合病院で電子カルテなどの情報システム担当SEとして勤務。医療情報学が専門ですが、ネットワーク保守からプリンタの紙詰まり、救急車の運転手までこなしています。
医療情報技師、日本DMAT隊員。ITパスポート、シスアドなど、資格もろもろ。
趣味は近所の大衆居酒屋で飲むこと、作曲(ボカロP)、ダイビング。
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